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2018-05-15

岡山大学病院 VI

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岡山大学病院のビジュアル・アイデンティティ(VI)のデザイン監修からアートディレクション、デザインを弊所にて担当させていただきました。

こちらのプロジェクトは、勤務する職員または学生に募集した案からデザイン監修し、最終段階では原案者の方とご一緒にブラッシュアップという、とても密度の濃い内容でした。デザインが完成するまでのプロセスも、全国的な一つのケーススタディになったのではと感じています。

デザインコンセプトは募集要項と同様の「向きあう、つながる、広がる」で、アイデアソースは原案から抽出した「こころ、人、雫、波紋、縁」です。

岡山大学病院の「こころ」が世界へと広がるイメージを、つながる雫から生まれる波紋の造形に見立ててシンボル化し、最先端の医療においても、人と人が手を取り合い、常に向き合う造形がシルエットとして中心に浮かび上がっています。

シンボルの色彩である「紺碧」は岡山大学病院が世界に羽ばたいて「広がる」イメージというキーワードから、日本のアイデンティティの一つである伝統色を用いて設計しています。紺碧は濃く美しい青の表現によく使われ、「紺碧の空」「紺碧の海」を連想することから、コンセプトの「向きあう、つながる、広がる」のイメージも付与しています。

また、「覚えやすく親しみのあること」が選考基準にもあったことから、ロゴタイプの和文・欧文はともに正方形をベースに円形を取り入れた柔らかな造形表現をオリジナルで設計しました。

今回、岡山が世界に誇る「岡山大学病院」のシンボル&ロゴタイプに、デザイナーとして携わることができたことも本当に嬉しかったです。岡山生まれ岡山育ちとしては小さな時から知っている場に、デザインさせていただいた旗が揚がっていることにも、とても感動しました。

あらためて、素晴らしいご縁をありがとうございました!


原案 = Mayu Uka | 宇賀麻由(岡山大学病院)
Creative Director = Hideto Sato | 佐藤豪人(HIDETO SATO DESIGN)
Art Director = Hideto Sato | 佐藤豪人(HIDETO SATO DESIGN)
Graphic Designer = Hideto Sato | 佐藤豪人(HIDETO SATO DESIGN)
Client = Okayama University Hospital | 岡山大学病院

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