福武教育文化振興財団フォーラム Vol.8 | 「災害」と「文化」のいま、むかし、これから
福武教育文化振興財団フォーラム Vol.8『「災害」と「文化」のいま、むかし、これから』の広報物について、アートディレクション&デザインを担当させていただきました。
キービジュアルには災害によって欠けた陶器を中心に置いています。この作品は、昨年7月の豪雨災害で被災した真備の陶芸家・原在加さんによるものです。
この撮影にお伺いした当日、真備はまだ災害の爪痕が生々しく残っていました。テレビやネットから見知っていたものの想像をこえてショッキングな状況でした。
その中、作家のアトリエに到着すると、何と高校時代の後輩ということがわかり、不思議な縁を感じました。
撮影は、写真家の加藤晋平さんにお願いしました。
災害直後という場に存在した独特の力によってか、加藤さんはデジタルからアナログのカメラに変更し、光と影を丁寧に探っていかれました。
そして最終的に届いた写真は、1パターンのみのビジュアルで展開することが悩ましくなるほどでした。
印刷ではグリーンでメタリック系統の特色を選択。
「災害」ということは決して明るい内容ではありませんが、だからこそ「文化」や「復興」をポジティブに表現できないかと考えて設計しています。
こちらは19日(土)に開催されます。
会場は空間も美しいJunko Fukutake Hallで、13時30分からスタートです。
パネリストの方々やそのプログラムは、災害を経験したいま、とても注目度の高い内容です。
詳細は下記財団のWebかFacebookページをご確認ください。
当日参加、途中参加、退場も可能とのことですので、ぜひ。
Web
http://www.fukutake.or.jp/ec/forum
Facebook
https://www.facebook.com/eczaidan