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2020-06-24

備前市里海里山発信 Vol.2 | 交通広告 | ポスター

備前市里海里山発信 Vol.2です。こちらポスターのアートディレクション&デザインを弊所で担当しました。

今年2月頃に京都・新大阪・関西空港などを含むJR近畿圏主要駅及び、岡山県内各駅、岡山を走るほぼすべての路線の車両内へ展開していただきました。緊急事態宣言前でしたので、通勤や通学などでご覧いただけた方もいらっしゃるのではないかと思います。

牡蠣の料理写真は、合成なしの自然光です。シェフの寺田真紀夫さん、フォトグラファーの加藤晋平さんとともに備前の海へ入り、殻を実際に敷き詰め、現場でバランスを取りながら撮影しました。浅瀬だったとはいえ近くを通る船の波に苦戦しながら撮影する長くつ男三人の光景は、なかなかシュールだったのではないかと想像します。ラフは描いていたものの自然相手でしたので想像でききれなかった部分があったのですが、試行錯誤の末や予定調和では生まれないビジュアルの強さを自分自身、目の当たりにしました。

風景写真については、加藤さんとコンセプトを改めて共有したりイメージをお伝えしながら立会いもしましたが、最終的には「お任せ」というアートディレクションを。仕上がった写真が送られてきた際、感覚が研ぎ澄まされたフォトグラファーの視点と柔らかな光のビジュアルにMacの前でひとり感動したのを覚えています。

この数ヶ月のコロナの影響で「観光」の在り方は大きく変わってしまいました。インバウンドや国外旅行の需要が戻ってくるまでは時間がかかりそうな気配もあります。

相反して、日本国内の近い距離、地元へ観光の関心は高まっていくのではないかと思います。まさに「ここで、育まれる。」です。

お出かけは健康第一に。備前への価値発見にもぜひ。


Credit
日生産 牡蠣とホウレン草のポタージュ
日生湾

Creative Director & Chef: Makio Terada
Art Director & Designer: Hideto Sato
Photographer: Shinpei Kato

Client: 備前市里海里山ブランド推進協議会


ristorante Terada
https://www.okayamaterada.com/

Kato Shinpei Photo – Photography
https://katoshinpei.net/


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