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2014-11-25

体験

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人との新しい出会いからこれまで経験したことのない分野へ触れる機会をいただいています。


演劇公演 ロミオとジュリエット

10月5日(日)に岡山市立旧内山下小学校で開催された「演劇公演 ロミオとジュリエット」をご縁あって観に行かせていただきました。

海の劇場2014
学校でひらく舞台芸術教室
シェイクスピア生誕450周年
演劇公演 ロミオとジュリエット
http://www.artfarm.or.jp/program/de14_romeo.html

導入の演出から一気に惹きこまれてしまい、随所が「考え抜かれてるなぁ」と終始ワクワクが止まりませんでした。時間も「あっ」という間に過ぎ去ってフィナーレに。これまで演劇をまともに観たことなかった自分にとって全てが衝撃的で、とても感動しました。「恋」や「愛」という身近なキーワードでさえ、時代背景や環境、心情から途端に特別なこととなってしまい、どうすることもできない悲観的な感情を生み出すことに恐ろしさも覚えました。

「ロミオとジュリエット」という物語を改めて考えることができたのは本当に良い機会となりました。そして、間近で観ることのできる舞台で、俳優の皆さんから創造のエネルギーを直接受け取ることができたことも大きな収穫です。


「新しき民」

昨日11月24日(月祝)には岡山映画祭2014のクロージングへ行ってきました。

今映画祭最後の上映作品である「新しき民」を観ましたが、美しく素晴らしい映画でした。旧内山下小学校という普段では観ることのできない場所で、この映画と出会えたことも良い体験となりました。

また上映後の企画、それぞれのスタンスからなる四人の監督トークショーもおもしろかった!

これからの映画のひろがり方はもちろん様々な課題まで、自分の活動している地域のデザイン業界についても親和する内容に高次元で意識共有できたように感じました。

その中で「体験」というキーワードなど、気づきが満載で、とても勉強になりました。特に「新しき民」の山崎樹一郎監督が仰っていた「ここで活動しているからこそ根拠が在る」という言葉にグッときました。地域は大都市のように多文化の積層と拡張の繰り返しから生成される場とは異なります。天候や地形などに由来する生活の中で育まれた文化から地域産業は生まれます。

デザインでも、根幹の感覚を共有して伝達することで、有益な価値が生成されます。

そして活動を続けていくことで改めてその場に重なる文化として育まれていくのだと考えます。何より「自然」に繰り返していくことが重要ですよね。

ともあれ映画祭実行委員会の皆さん、長期間の運営、本当にお疲れ様でした!そして今回、デザイナーとしても素晴らしいご縁をありがとうございました!

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