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2014-11-26

価値

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少し前、日本グラフィックデザイナー協会(JAGDA)のご縁から、日本を代表するグラフィックデザイナーである原研哉さんと岡山のデザイナー数名で、ご一緒にお話をさせていただく機会に恵まれました。

原研哉さんは岡山のご出身で、高校時代の恩師が岡山県立美術館で開催されている展覧会の関連イベントに合わせて帰郷をされていました。日本の中でもトップクラスにお忙しいはずなのに、ご縁を大切にするそのマインドも素晴らしいと感じました。

実は、デザイン関係で一番最初に読んだ本が原研哉さんの著書「デザインのデザイン」で、自分自身に在る哲学的な部分の基礎地になっています。現在でも社会にコミュニケーションされているデザインはもちろん、書籍やメディアからの言葉に大きく影響を受けています。当日お聞きしたお話でもグローバルな視点から、覚醒する刺激をいただくことができました。グラフィックデザイナーの職能を拡張し続けている、原さんの俯瞰した幅広い視点の一端に、触れさせていただくことができたように感じます。

中でも考えるキッカケをいただけたキーワードは、「観光」と「価値」について。観光産業については、様々なメディアを通して発言をされていますが、「岡山」に存在する観光の価値についてもお話の中にあり、そういう視点もあるのだと気づきがありました。またお話をお聞きすることで、デザインが生成する「価値」についても、改めて認識を深めることが出来ました。

生の声から受信できる情報の重さも実感した一日となりました。

ありがとうございました!

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