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2014-06-17

一本の線

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水平線や、飛行機雲、窓に差し込む光、蛇口から出る水など、「一本の線」に感動することがあります。

人間は想像力や妄想力を、多分に発揮できる生き物で、一本の線からも様々なことを想い浮かべることができ、例えば、水平線からは海の彼方を進む船や遠い国で暮らす人。飛行機雲であれば、その行き先や乗っている人たちなど色々なことを想うことができます。

そして、デザインの世界でも「一本の線」で表現された名作はたくさんあります。

中でも、日本を代表するグラフィックデザイナーの一人、松永真氏の著書「松永真、デザインの話。+11」で書かれている資生堂UNO(ウーノ)の話が、とても印象に残っています。

詳しくは、ぜひ実際に本を読んでいただきたいのですが商品ロゴにコミュニケーションのエネルギーを込めた極めつけのシンプルなパッケージのリニューアルでは、クライアントからの「よりシンプルに」というオーダーに一本の線を加えることで、美事に応えました。

本日も、ありがとうございました。

尽きることのない想像力と妄想力は「一本の線」からでも無限にひろがっていきますね。

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