Think Globally, Act Globally From Okayama.
6月22日に“Rediscovery”の記事でも少しだけ書きましたが、この日、就実学園創立110周年記念講演の「Think Globally, Act Locally —文化の発信基地としての瀬戸内文化圏の未来—」にいってきました。
登壇された方々は、ゲーザ・フォン・ハプスブルク大公、大原謙一郎 氏(公益財団法人 大原美術館理事長)、福武總一郎 氏(公益財団法人 福武財団理事長)、蓑豊 氏(兵庫県立美術館 館長)、と「文化」と「歴史」、そしてグローバルなマネジメント視点を持たれた有識者の方々でした。内容は密度が濃く、とても刺激的で本当に勉強になりました。そしてお話をお聞きしていて、たくさんの再認識も得ました。
箇条書きで少しだけ書くと、「地域」と「文化」は密接性が在るということ。「岡山」をさらに細かくみていくと、その地域ごとに良質な文化と歴史が存在しているということ。高い「志」を持って、フロンティア精神で挑むということ。書き切れないのですが、以前の“「デザイン」文化創造の一助になることを目指して”という記事にも親和するような感覚を得ました。
またシンポジウムの最後、大原謙一郎 氏のメッセージで、
「“Think Globally, Act Locally.”ではなく、
“Think Globally, Act Globally From Okayama.”でいきましょう!」
が、とても印象的で心にグッと刺さりました。
「『その人』が『そこ』で『その活動』を『重ねていく』ことで『歴史』が生み出されて『文化』が育まれていく」と先述の記事内でも書きましたが、
やはり『そこ』には“From”という意識が重要なのだと思います。交通とインターネットが発達した現在、東京や大阪、ニューヨークでも地域から仕事をすることは出来ます。
グローバリズムが加速していく現代だからこそ「出身」「本拠地」という意味が強くなりとても重要になってくるのだと益々感じ得ました。
本日もありがとうございました。
今在る文化へ感謝して大切に、さらに育んでいきたいですよね。