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2016-01-14

「視点」と「恵み」そして「自然」

160114_+THINKING

様々なところで言葉にしていますが、ぼくは「『その人』が『そこ』で『その活動』を『重ねていく』ことで『歴史』が生み出されて『文化』が育まれていく」という意識を持って活動しています。

ぼくは、岡山生まれの岡山育ちで県外で暮らした経験が、まったくありません。その分、地域に最特化したデザイナーという意識も強いです。それがコンプレックスの時期もありました。ですが今では、ありがたいことにたくさんのご縁をいただく中で、その「視点」が強みになってきたように感じています。

そして岡山の美味しい米と水、そこから生まれた酒など地域の「恵み」を血肉化して、ぼくは活力を得ています。その部分を感じることって、「ミクロ」かもしれないけれど、豊かなことだと思うんですよね。

恵まれた地域で育まれていくことで、その空気感をデザインに込めるということも大事なのかもしれない、と考えるようになってきました。それは田舎っぽいではなく、「自然」ということだと感じます。だからこそ先の「ミクロ」は「マクロ」と表裏一体で、すべてを超えていく可能性があると思うのです。

ネットや交通が発達した現代では、様々な距離の壁も極端に低くなっています。その中で弊所も先の「視点」と「恵み」そして「自然」を活かしながら、全国展開のプロジェクトや県外でのブランディングデザインも、ここ岡山を拠点にしてクライアントとご一緒できています。

時代も「地域」ということを再認識しているように感じます。

「純岡山産」のデザイナーということを、そろそろ誇りに思っても良いのかもしれません。

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