toggle
BLOG
2015-11-17 | NOTE

デザインの授業

少し前のことですが、9月中旬ごろ倉敷青陵高等学校の美術の時間でマーク&ロゴタイプを主とした、デザインの授業をさせていただきました。内容は自己紹介からはじまり「マーク&ロゴタイプの実例紹介」「青陵高校のロゴを考えてみるという課題について」「ものづくり現場の職種」など1コマの中にギュッと詰め込んだものとなりました。

マーク&ロゴタイプの実例紹介では弊所が関わったプロジェクトから造形的なことと合わせて、考えのプロセスを伝えました。どのようなプレゼンテーションを経て、なぜそのロゴが決定され、どのような展開をされていくのか…実例を見ることで「デザインの考え方」を感じ取ってもらうことを目指しました。

また課題については、生徒みなさんが描いてきたラフを、それぞれ短い時間ですがプレゼンテーションをしてもらいました。想像以上にしっかりと考えて持ってきていて、その言葉ひとつ一つを聞いていてとても嬉しくなりました。世代的な感性からか造形としてもおもしろいものがいくつもあり、デザインとしての新鮮さとともに驚きがありました。技術云々ではなくフラットに考えることは、やはりとても大切ですね。

最後に「ものをつくる」ということを仕事にしている職業の例を、思いつく限り挙げて伝えました。業界としてもクリエイティブディレクターやコピーライターなど横文字が多いこともあり、補足説明を加えながら必ずしも芸大・美大出身でなくとも活躍できることなど、人生の選択肢として知っておいてほしかったのです。

時間的に急ぎ足の授業となりましたが、「デザイン」について少しでも伝える機会になっていれば嬉しいです。

そして今回、高校時代の恩師からお声がけいただけたことも、とてもありがたかったです。授業の打ち合わせや当日なども、先生と仕事できることがとても楽しく、嬉しかったです。

今後はさらに、大学だけではなく小・中・高にもこのような機会を増えていくビジョンも意識して、デザインをさらに頑張ります。

seiryo_1

seiryo_2

seiryo_3

seiryo_4

2015-11-05 | NOTE

文化への貢献を称える

FukutakeEC_Award_151104

本日は福武文化賞・福武文化奨励賞の贈賞式へ出席いたしました。

式典後の受賞者みなさんの講演や発表も素晴らしい時間でした!

2015-11-02 | NOTE

感謝

HSD_Blog_Note_151102

10月、プライベートなことですが出産にも立会うことができ、元気な男の子が家族として一人増えました。こんなにも幸せな気持ちでいっぱいにしてくれて、頑張ってくれた妻と子に心からの「ありがとう」を伝えます。

そして、出産の一報からその日すぐ会いに来てくれるような家族のみんなや、応援と祝福をしてくれた兄夫妻や友人たち、出産のことを気にかけて心配りをしてくださったクライアントの皆様へ感謝の気持ちが溢れてきます。本当にありがとうございました!

こちらのWebにもデザインについてなど、たくさんアップしたいこともあるので、また少しずつ更新していければと思います。

2015-10-02 | BRANDING, IDENTITY, WORKS

Défilé | ダンスプロジェクトのVI

Defile_VI


幸田亮一さんと真鍋奈津美さんによるプロジェクト「Défilé」(デフィレ)。バレエ・マスターストレッチを始めとする様々なクラスやワークショップを企画・開催されています。弊所とご一緒にビジョンを「真っ白な感覚で、学び続ける瞬間(いま)を創る。」と開発し、合わせてデザインコンセプトとしました。

シンボルは「Défilé」「Dance」「Double」を象徴する▷の図案、そこから生まれる「円」「縁」と「輪」「和」、「軌跡」「瞬間」など動きを表現した曲線で▷の頂点が結ばれていき、コンセプトを象徴する図案を表現しました。また、色彩を反転させることで▷が浮かび上がり「真っ白な感覚」も表現しています。

ロゴタイプと合わせた組み方はもちろん、シンボルを展開したパターングラフィックなどVIシステムも構築しています。

Défilé(デフィレ)
http://www.defile2010.com


Creative Director = Hideto Sato | 佐藤豪人(HIDETO SATO DESIGN)
Art Director = Hideto Sato | 佐藤豪人(HIDETO SATO DESIGN)
Graphic Designer = Hideto Sato | 佐藤豪人(HIDETO SATO DESIGN)
Client = Défilé | デフィレ


媒体特性

150917_+Thinking_23

先日のブログでもカタログをアップいたしましたが、弊所では第53回岡山市芸術祭のアートディレクション&デザインを担当しています。

今年、芸術祭として初めてポスターもつくり、岡山の公共施設をメインとして展開されています。ありがたいことに、このポスターをみられて早速お問い合わせもあったそうです。

ポスターについて、紙媒体の中では特に“Old Media”(旧世代型の媒体)と言われて久しいですが、言葉の表現に違和感を感じることがあります。もちろん、ポスター全盛期の時代からすれば、その数は大幅に減少しています。ただ、その「在り方」が変化しているのだと考えています。

デザインが扱うモノやコトは、コミュニケーションを主軸とした「情報」です。感覚として情報にも重量があり、軽いものから重たいものまで幅広くあります。それは、文字数の多い少ないとは異なって、例えたった一行のコピーでもズッシリと重たい情報は存在します。

その情報の重量は、媒体にも反映されます。Web上には情報が氾濫しており、一つ一つの要素が軽いと考えられています。もちろん、サイトのデザインや表現から心に届くコミュニケーションを生み出すことは可能です。ただし、その「媒体特性」が内在していることを前提として選択することが求められます。(その特性さえも逆手にとって、表現に組み込むことも考えられますが)

相反して紙媒体の情報は、「読もう」「見よう」と能動的な場面で使われることも多く、直接、心に届くものが多くなってきたように感じます。また、Webのネットコミュニケーションが台頭している現在、紙による伝達手段での媒体や印刷にかかるコストも、より顕在化しています。紙という媒体は、手触りまで含めた物質的な感覚を大事に「あえて」選択する方向になってきているのだと思います。

紙媒体は“Old Media”ではなく、“Valuable Media”(価値の高い媒体)に、これからよりシフトしていくのではないでしょうか。そして紙は「希少価値」が高まっていき、ただの“Old”ではなく上質な“Vintage”になっていくのかもしれません。

2015-09-15 | BRANDING, IDENTITY, WORKS

戸建プラザ | 住宅不動産ブランドのVI

KP_VI


徳島・香川など四国を中心に展開されている不動産ブランドのVIです。母体でもある株式会社プラザセレクトは「Be Smile 「にこっ」を集めよう!!」をスローガンとして、こちら「戸建プラザ」も同様の各種概念からコンセプションされています。「にこっ」を集めるということも、「シンプル」というポリシーの中で追求されています。この想いはストレートで強いネーミングにも表現されており、デザインも合わせて親和するものを目指しました。

戸建プラザのシンボルは、漢字の「戸」と上を向いていく矢印を見立てて図案化しました。親和するロゴタイプは、オリジナルのフォントを開発しています。シンボル、そしてロゴタイプともに全てが正方形という合理性の高いフォルムから生成されており、これは理念体系のポリシーである「シンプル」も表現しています。伝達の上で重要な色彩設計は、「空色」をベースカラーとして、広がりのあるイメージを付与しています。

これら「ヴィジョンの視覚化」は、理念体系の概念から形成にしていくことを軸としながら進行したものです。


Creative Director = Hideto Sato | 佐藤豪人(HIDETO SATO DESIGN)
Art Director = Hideto Sato | 佐藤豪人(HIDETO SATO DESIGN)
Graphic Designer = Hideto Sato | 佐藤豪人(HIDETO SATO DESIGN)
Client = PLAZA SELECT Co., Ltd. | 株式会社プラザセレクト


2015-09-15 | BRANDING, IDENTITY, WORKS

プラザセレクト | 不動産会社のVI

PS_VI


徳島・香川など四国を中心に建売・注文住宅や土地活用をするブランドを展開している不動産会社のVIです。対話を重ねながら理念をしっかりと共有し、根本となるシンボル&ロゴタイプからブランディングデザインを担当しています。

図案は単語の頭文字である「P」と「S」を軸として、「SELECT」の意味性にもある矢印に見立てた造形を、正方形内に構成しています。ロゴタイプは和文・欧文ともにオリジナルで、シンボルとも親和する正方形内に作図していきました。色彩は「空色」と設定して、ポジティブに広がりゆくイメージを付与しています。


Creative Director = Hideto Sato | 佐藤豪人(HIDETO SATO DESIGN)
Art Director = Hideto Sato | 佐藤豪人(HIDETO SATO DESIGN)
Graphic Designer = Hideto Sato | 佐藤豪人(HIDETO SATO DESIGN)
Client = PLAZA SELECT Co., Ltd. | 株式会社 プラザセレクト


2015-09-08 | NOTE

講師という機会

一昨日、9月6日(日)に「ブランディングデザイン」についてセミナーをさせていただきました。内容は、ブランディングの戦略イメージやメリット、在り方などのメソッドから、実際にご縁をいただいたデザインのケースを元にお伝えしました。

お声がけいただいた団体は、幅広い職種の方々が所属されていて、月一回定例で様々な勉強会を開催されているそうです。会は、岡山でも長く続いてることをお聞きしましたが、その中、「デザイン」という分野に興味を持っていただけたことも、とても嬉しいです。

また講師は、「デザインは日常の中で身近に存在するモノやコト」ということをお伝えできる機会としても、ありがたいですね。

今月は他にも、高校へデザインの授業も予定しています。

「デザイン」や「デザイナー」を身近に感じてもらえるよう、丁寧に伝え、一緒に考える時間にできるよう頑張ります。

150906_BD_Seminar_1

150906_BD_Seminar_2

2015-08-26 | NOTE

日本の家紋

150825_NOTE_P

昨晩、肩コリを癒そうと久しぶりに銭湯へ。

午前中からお昼にきた台風のザワザワする風から夜は一転、露天風呂では気持ちの良い風が吹いていました。

戻って、就寝前の読書にと約10年前にマークの勉強と思い手に入れた、「日本の家紋」という本を引っ張り出してきました。現在進行中のマーク&ロゴデザインのために、また改めて読み返しています。

幾何学的から装飾的なカタチまで、いやはや、どの家紋もステキですね。

2015-08-18 | SHADOW, REDISCOVERY

Rediscovery | Shadow #6

_0016872_re_72pixel

先週のお盆休みに、東京で知り合った同い年の方が、夫婦の瀬戸内旅行で岡山にも来てくれたので少しだけ街を案内しました。

大好きなカレー屋さんからはじまって、各所を紹介しながら自分自身でもその魅力を再認識できたことは良い機会でした。…暑い中を歩いて連れ回してしまったことは、申し訳なかったのですが(苦笑)

次は市外も案内させてもらえると嬉しいですね。

*“REDISCOVERY”は日常の中で“再発見”した風景を撮影した写真のシリーズです。

Photograph by Hideto Sato

2015-08-10 | NOTE

京都のお土産

京都のお土産、「京から」のネーミングからトータルでブランディングデザインをしています。今回、写真も担当したのですが「美味しそう」や「みずみずしい」などシズル感にこだわったビジュアルを目指して撮影しました。

商品は「九条ねぎ」を使用した昆布・ちりめん・味噌で、どれもごはんやお酒にピッタリな一品です。

関西を中心に展開されていますので、お土産はもちろんのこと、ご自宅用としてもオススメです!

S_6987780

S_6987782

S_6987783

2015-08-07 | NOTE

児島デニム製

11822366_871755369580735_243134378960391842_n

今日は、ある日本酒ブランディングのプロジェクトで室町酒造さんへ!

見せていただいた岡山名産・児島デニム製の前掛けが、とってもカッコ良くて感動しました。

1 20 21 22 23 24 25 26 27 28 37
Loading
Complete
No more posts.