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BLOG
2016-05-31 | NEWS, NOTE

NINTH

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2016年、この5月で開業して9年になります。ありがたいことに岡山県内外から仕事のご縁をいただけるようになり、その幅も格段に拡がっています。

立ち上げてから一貫して「デザインでヒト・モノ・コトをポジティブに結ぶ」と言葉にしてきました。

それは、デザインをクライアントの経営資源として活用できるように目指すこと。今らしく言い換えればブランディングで、さらに広義の意味で表現すればデザインマネジメントとなります。

弊所のデザインやコンサルティングを導入していただき、「売上が上がった」「かっこ良くなった」「誇りを持てるようになった」「わかりやすくなった」…など、本当に嬉しいお言葉をたくさんいただけています。

来年、10年の節目へ向かって、この喜びの気持ちが繋がっていく感覚をさらに増やしていければと思います。

TOP DAYS | VOL.2

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TOP HAIRのフリペーパー「TOP DAYS」のVOL.2をアートディレクション&デザインをしました。3月に発刊されたので春らしい色彩設計をしました。好評をいただいており、在庫がなくなった店舗もあるようです。

2016-05-25 | IDENTITY, WORKS

くらしき作陽大学 | 創立50周年記念のVI

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くらしき作陽大学の創立50周年記念ロゴをデザインしました。現在、様々な媒体に展開されています。心を象徴する「輪」(和)の中に、大学のシンボルである空高く伸びる白い塔を配置しています。下部に配置した3本の線は「3学部」と「道」に見立てました。


Art Director = Hideto Sato | 佐藤豪人(HIDETO SATO DESIGN)
Graphic Designer = Hideto Sato | 佐藤豪人(HIDETO SATO DESIGN)
Agency = 凸版印刷株式会社
Client = Kurashiki Sakuyo University | くらしき作陽大学


第53回岡山市芸術祭|報告書

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第53回岡山市芸術祭の報告書をアートディレクション&デザインしました。全ページ・モノクロ1色刷の仕様でしたが、表紙と裏表紙では広告展開された赤と緑のイメージを大切にして設計をしています。

第53回岡山市芸術祭については、下記のブログ記事でも書いています。

芸術に触れる旅へ
https://hidetosato.com/archives/1070

媒体特性
https://hidetosato.com/archives/1204

2016-05-19 | BLOG, BRANDING, IDENTITY, WORKS

リラクス

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「戸建プラザ」が生み出す住宅ブランド「リラクス」のブランディングデザインを弊所で担当しています。

「リラクス」のコンセプトは“シンプル”であること。シンボルやロゴタイプにも、その考え方を込めてデザインしました。また、そのディテールは正円形と正方形で設計しました。幾何学的な図形から生まれる造形は、ひろがっていく「葉」や「翼」を表現しています。

リラクスについて
https://www.kodate-plaza.jp/relax/

2016-04-05 | NOTE

我が母校

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先週末にプレゼンテーションをした会場は、母校でもある岡山県立総社南高等学校でした。場所としても感慨深く、良い経験になりました。

デザインの方向性も決まったので、ここからは定着に向けてブラッシュアップ。一通りの説明終わりに皆さんから拍手がいただけたのは、とても嬉しかったなぁ。

それにしても、校舎に入ったのも久々で懐かしかったです。改めて、石膏像の種類や数・デッサン用モティーフの数々・制作に適した採光のある広い教室など充実した設備で素晴らしかった。

美術工芸系フロアの油絵など独特の匂いも変わらずで、何だか触発されて僕も絵が描きたくなりました。

2016-03-17 | NEWS, IDENTITY, WORKS, NOTE, GRAPHIC

WHITE —白の空間—

唐突な文章のはじまりですが、事務所を持つことにしました。

場所はプリペアドビルの#201で岡山市街地にほど近く、様々な場所からもアクセスしやすいと思います。

[プリペアドビル]
Home Page
Facebook Page

これまでの経緯などは不動産仲介とプロデュースをしていただいたタルト不動産のHPで三宅洋平さんがコラムとして綴っています。今回、入居者に合わせたリフォームのプランで定着するという新しい試みも、このプロジェクトのおもしろいところです。

小さな本屋さんのウエ ①
小さな本屋さんのウエ ②
小さな本屋さんのウエ ③
小さな本屋さんのウエ ④
小さな本屋さんのウエ ⑤
小さな本屋さんのウエ ⑥

まとめ読みは下記です。
小さな本屋さんのウエ

…実は物件を探していた当初、いまのノマド的な仕事のスタイルを変えない方向で、戸建への引っ越しを考えていました。ですが、プリペアドビルに初めて入った日、佇まいやそこに流れる空気感へ直感的に惹かれました。天候も決して良いとはいえない、というか土砂降りに見舞われるような日だったにも関わらずです。

そして、やはり「ご縁」です。

三宅さんからご紹介いただいた、一階のMILBOOKS(ミルブックス)の店主でもあるオーナーの福井一朗さんとの出会いが、何より素晴らしいと感じて内見したその日のうちに即決をしました。

一番の特徴である入居者に合わせるというリフォームのプラン。

そのデザインをするにあたり、三宅さんとの移動時間なども含めた打ち合わせやブレインストーミングも、とても濃密な時間でした。ぼくとしては楽しくて時間がすぐに過ぎ去った印象です。

リフォームを進行する上で入居者としての大きな役割は、コンセプトである言葉の設定だとミーティングを重ねていく中で感じていました。三宅さんとも共有を深めていく中で生まれたのが、「WHITE」という言葉です。「白と自然」の意味を組み込んだ言葉として設定し、白い場でデザインをすることでポジティブに結ぶご縁の創造を目指していければと考えました。この「白」というキーワード。ぼく自身も再発見で、あらためて新たな心持ちで仕事に向かえそうです。

合わせて下記のロゴタイプもデザインしています。こちらは「Avenir Next」という書体をベースとして「白」や「空間」を感じることができるように設計しています。

「Avenir」はフランス語で「未来」という意味で、ラテン語で同じく「未来」の意味を持つ「Futura」という書体よりも良いデザインを目指すという「挑戦」の情熱が込められた書体です。

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床材は、ユカハリ・タイルの製造、販売をしているみんなの材木屋(西粟倉・森の学校)さんの無垢の「ひのき」。

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朝、事務所の部屋全体から「ひのき」の香りを感じることができます。素材は「すぎ」とも選べたのですが、イメージ的に「ひのき」は、香りだったり印象が良いなと考えていました。

諸説ありますが、神宮の用材に使われることから「霊(ひ)の木」や「日」は太陽を表す最も古い語形で最高のものを表すところから「日の木」とする説があるそうです。

「ひのき」の白らしい感じはコンセプトにも合いますし、その意味性にも惹かれてお願いしました。

また、これまでに関わったプロジェクトの制作物や資料を整理するためにフェローズのバンカーズボックスを採用。スタンダードですし、やはりカッコいいですね。

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念願のA0サイズまでのポスターを折ることなく入るラックもタルト不動産/タルトデザインさんにオリジナルで制作していただきました。

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3月中には、事務所を本格的に始動をさせることを目指して、絶賛引っ越し・整理中です。

これからはカフェではなく事務所でじっくりと落ち着いて、ミーティングやプレゼンテーションをさせていただけます。

そして、初めてお会いする方には自己紹介の段階で、これまでのデザインを実物でご覧いただきながら考えを共有することもできます。

とにかく自分自身、新しい環境で時が刻めることにワクワクしています。

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今回、リフォームの実作業や現在入居してからも多くの手助けをいただいているオーナーの福井さんと、細かいところまで意識共有をしてご一緒している三宅さんに、感謝の気持ちでいっぱいです。

本当にありがとうございました!


最後に、今回のプロジェクトのためにデザインしたポスターのご紹介です。写真はタルト不動産/タルトデザイン、三宅洋平さんの撮影です。

PreparedBldg201_Poster_Before
PreparedBldg201_Poster_After
2016-03-07 | BLOG, BRANDING, IDENTITY, WORKS, GRAPHIC

Défilé | 二つ折りカード

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幸田亮一さんと真鍋奈津美さんによるプロジェクト「Défilé」(デフィレ)。バレエ・マスターストレッチを始めとする様々なクラスやワークショップを企画・開催されています。

弊所ではシンボル&ロゴタイプや二つ折りカードなどのデザインを担当。デザインをするにあたりクラスの見学にも行かせていただきましたが、バレエの美しさに触れることができてとても感動しました。

Défiléのオープンクラスにご興味がある方は、ぜひ下記のサイトへ。

Web
http://www.defile2010.com

Facebookページ
https://www.facebook.com/defile2010/?fref=ts

2016-03-04 | BLOG, BRANDING, WORKS, IDENTITY, EDITORIAL

TOP DAYS VOL.1

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ネーミングから担当しているTOP HAIRのフリーマガジン「TOP DAYS」。現在、今月中に発刊予定でVOL.2をアートディレクション&デザインをしています!

2016-02-29 | BLOG, +THINKING

声色を選ぶこと

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昨年開催された、第53回 岡山市芸術祭について。

今回、リーフレットを2色の展開としたコミュニケーションや、表紙ではタイポグラフィのみの設計で、かなり思い切ったデザイン戦略を採用していただきました。おかげさまで、連動したポスターなどから事務局へ問い合わせもあったそうですし、ぼく自身も市芸術祭について聞かれることも多かったので嬉しかったですね。

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リーフレットやポスターについては下記に書いています。

芸術に触れる旅へ
https://hidetosato.com/archives/1070

媒体特性
https://hidetosato.com/archives/1204
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書体設計について、クライアントにはいつも「書体を選ぶこと」は、そのブランドやプロジェクトのキャラクターを表現する「声色を選ぶこと」とお伝えしています。

このプロジェクトでは、53回も続いている芸術祭の特性に合っていると考えて、すべてスタンダードで普遍性の強い書体を選択しています。また、キャッチコピーの明朝体以外の部分では、和文と欧文それぞれ異なった書体を合成してつくったフォントでデザインしました。

ですので、三種類のみという限定した書体数でデザインしています。

見出しなども文字の大きさを変えたり、括弧など約物を効果的に使いながら設計したので、表紙や中面は一見すると一種類の書体しか使っていないようにみえると思います。情報量もかなり多かったので、スッキリと整理した印象を文字からも表現できればと考えました。

「文字の世界」は本当に奥深く、じぶん自身、研究していてとても楽しいですね。

2016-02-17 | NOTE

地域のデザインについて考える場

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2月13日(土)に公益社団法人 日本グラフィックデザイナー協会(JAGDA)の中四国ブロックが、デザインについての大会議・交流会を岡山のルネスホールにて開催しました。

当日ぼくは、一日を通しての総合司会や二部ではファシリテーターの大役をいただきました。とても緊張していましたが、皆さまのフォローもいただくことができ、何とか乗り越えることもできました。終わった後には「司会、良かったよ!」など、たくさんの温かいお言葉もいただけて、ほっとしています。

何よりありがたかったのは県内外の方々と新しいご縁もあり、交流会や二次会などでも様々なお話を聞けたことも、じぶんとしては大きな収穫でした。

デザイナーはもちろんクライアントやユーザーの方々とも「デザイン」についてご一緒に考えを共有できる場を、これからさらに少しずつでも重ねていければ嬉しいです。

そして天候も悪い中、たくさんの方々にお越しいただきました。皆さま、本当にありがとうございました!

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2016-02-01 | +THINKING

記憶の跡

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バタバタとして考えることも多いと、人間なのでもちろん疲れも溜まります。それでも、良いデザインをするために頑張りたい、と思えるんですよね。

このモチベーションの在り処って一体どこから来るのか、時に自分でも不思議に思うことがあります。

カタチは、パソコンが発達した現代では誰でも出来てしまいます。コンテンツが良ければ、売れていきますし拡がりもします。ただ、そこに「良い現在」があったとしても「良い未来」が生成される可能性は低いと考えています。

デザイン特性の一つに、「記憶の跡」という力があります。

ユーザーとその対象物が出会ったとき、「何だか美味しそうなパッケージ」や「とてもシャレてる名刺」などデザイン思考によって情報が整理されたからこその、「印象」から生まれる力です。

「記憶の跡」が機能することで単純にモノが動くだけではなく、ユーザーに何らかの「印象」を残し、次の動機となって未来へ紡ぐと考えています。

この「良い未来」のためにというのが、モチベーションの一つになっていることは間違いないと今回言語化しながら、自分なりに解釈しました。

だからこそ「デザインの力」を信じて、誠心誠意頑張りたいです。

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