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BLOG
2018-03-30 | WORKS, GRAPHIC

グラデーション

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弊所の新しくしたポストカードで、こちらは色彩で表現したものです。

印刷は、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、K(ブラック)の4原色から成立することを基本としていて、その数値はそれぞれ100%を最大値としています。職業柄、色彩という感覚には関心が強いのですが、今回はそれらの各数値を微細に変更することで4種のカードをデザインしました。

紙はヴァンヌーボVGスノーホワイト195kgを使用。グラフィックデザイナーに好まれる紙の一種ですが、やはり素晴らしい。グラデーションも美しく表現されています。

帽子の男

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お送りする封書などに同封するメッセージを添えたポストカード。今回、これまで使い続けていたシリーズがすべてなくなってしまったので、デザインを新しくしました。

今回、題材にしたのは「帽子の男」。幼少期から惹かれていて、よく絵に描いていました。この機会に何でかなと記憶を辿ってみると、絵本でみた「あしながおじさん」が原風景として残っているのかもしれないと感じました。その渋さや格好良さが、強く心に残っているのだと思います。

2018年、自身のテーマが「表現」ということで、絵への原点回帰も兼ねてイラストレーションも積極的に描いています。感覚的につくるのは難しさもありますが、出来上がったときのドキドキは独特で、やっぱり嬉しいですね。

ベース

この土日から週明けにかけて、新しいMacを導入するにあたって、ずっと億劫だった過去のデータ整理をしました。事業をはじめたころは整理方法も未熟だった分、データの置き方はバラバラで、かなり時間をかけてしまいましたが、発見も大きかったです。

約11年前、21歳から22歳にかけて事務所を立ち上げたあの時から、デザインに対するスタンスはまったく変わっていなかったことへ驚いたと同時に、嬉しかった。「ここ」がベースになっていると改めて再確認できました。

2007年、7月。残していたワード文章があったので、下記に記しておこうと思います。(TOCOTOWA.は当時、実兄と組んでいたデザインのユニット名です)


【わたしたちのデザイン作法】

「本質を外見に。」

それがわたしたちのデザインを行う上で大事にしていることの一つです。

その事象の骨格をしっかりと把握して、その上でデザインの肉付けをしていきます。そして時にはその骨格を矯正または形成して、より自然で美しく強固に機能するデザインをします。

わたしたちがデザインしたものと対峙し、体験した時にスッとその本質が染み込み、理解へと導く。

それは不自然なデザインよりも、衝撃的で印象に深く残り、デザインとしての機能を十二分に発揮するとわたしたちは考えています。

このようなデザインを行うことをわたしたちの作法としています。


【TOCOTOWA. の由来】

「TOCOTOWA.」とは古語での「永久。」をローマ字表記したものです。

「.(。)」はここでは「結ぶ」を意味しています。よって、わたしたちのユニット名は「永久」と「結ぶ」の二つの意味が表されています。

「永久」はわたしたちが関わらせていただいた案件が繁栄や尊敬などポジティブな面が永久に続くように祈りを込められています。

「結ぶ」はここでは終わりの意味ではなく、「繋ぐ」の意味が込められています。

つまりはコミュニケーションの意味が込められています。

わたしたちはデザインをコミュニケーションの観点で展開しています。

ヒト、モノ、コトのそれぞれの関係性に生じた課題や問題はデザインによって良い方向へ導けるということがわたしたちの信念です。


合わせて、同時期につくっていたアートワークも一緒に出てきたのでアップしておきます。当時は写真を加工してビジュアル化することへ熱中していました。今回の触発をキッカケに、また機会をみつけてパーソナルな作品をつくることも目指していきたいです。

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不動産投資ブランド「セレクト」 パンフレット

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株式会社プラザセレクトの不動産投資ブランド「セレクト」のパンフレットです。「投資」ということで信頼感がありながらも、柔らかなイメージを意識してデザインしています。

イラストレーションはSAWADA STANDARD DESIGNの澤田望さん。不動産投資という難しい分野を的確かつわかりやすく表現し、さらには柔らかなイメージまで生み出していただけました。

キービジュアル的な写真は広島のフォトグラファー山口正人さんが主に撮影したものです。今回もプレザセレクトが展開するブランドイメージをポジティブに構築してくれています。

2018-02-28 | BLOG, BRANDING, IDENTITY, WORKS

不動産投資ブランド「セレクト」 VI

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株式会社プラザセレクトの不動産投資ブランド「セレクト」のシンボル&ロゴタイプです。

デザインコンセプトは「八方選択開化」(はっぽうせんたくかいか)。

こちらもこれまで積み重ねてきた知的財産を大切にし、理念に沿った造形として正方形をベースにデザインしています。また、プラザセレクトらしい賃貸用商品ということで、あらゆる方面から広く選ぶことができ、新しく、そして豊かに開化していくイメージを込めて、矢印が八方位へ花開く造形に見立ててシンボルを設計しました。

2018-02-21 | BLOG, IDENTITY, WORKS

RYUIKI STYLE

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倉敷市が主催する高梁川流域地域資源活用推進事業の地域資源ブラッシュアップセミナーに合わせてデザインしたシンボル&ロゴタイプです。

シンボルは高梁川流域を象徴する舟のモティーフを「流域」「つなぐ」「むすぶ」象徴に見立てて図案化し、「ご縁」を表現した円を周りに加えました。

ロゴタイプも円を軸として、プロジェクトに合わせてオリジナルに開発し、「高梁川流域」が持つ価値の「つなぐ」「むすぶ」などキーワードを内包した川の流れを感じる造形を目指しました。また、「KURASHIKI」と「TAKAHASHIGAWA」の間にあるイコールに見立てた二本の線からも流域のつながりを表現しています。

当日は「ブランディングデザイン」についてセミナーの講師も務めさせていただきました。

そのプログラムにあったワークショップの中で、各事業者の方々が展開する商品をお持ちいただいのですがどれも素敵なものばかりで、自分自身、岡山の魅力ある地域資源とブランディングデザインでご一緒できればという想いがさらに強くなりました。


Art Director: 佐藤豪人(HIDETO SATO DESIGN)
Designer: 佐藤豪人(HIDETO SATO DESIGN)
Agency: 株式会社ビザビ
Client: 倉敷市

絵本の世界

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オープン当初からブランディングを担当している岡山県総社市にある小さな洋菓子店「プティ・グレーヌ」のクリスマスリーフレットのデザインです。

当初のご依頼は片面一枚でケーキを紹介する仕様だったのですが、小規模店の場合では広報の機会が少ないことから、クリスマスで発生する印刷物もブランドの世界観を伝えるツールとして機能できればと考え、最終的にページ感覚のある三つ折りのリーフレットをご提案させていただきました。

コンセプトは「絵本の世界」として、ページの時間軸の中で一つの世界を紡ぐように設計しています。そのプティ・グレーヌの世界観をオープン時からイラストレーションで表現していただいているnanakoさんと、今回もご一緒できました。また、ケーキなどの写真は弊所にて撮影しています。

結果的には予約お申し込みの締め切り前には限定数へと達し、リーフレットについてSNSのコメント欄でも良い反応をいただけていたようでした。

先週、一周年記念にお伺いした際も好調なお言葉をお聞きできて本当に嬉しくなりました。クライアントとともにポジティブな時間を共有できていることに、デザイナーとして幸せを感じます。

着物の念いを受け継ぐ

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「着物の念(おも)いを受け継ぐ」という理念を軸に、教室や様々な活動されている岸本浩加さんのブランディングについて、各種ディレクションとデザインを担当しています。

ミーティングにお伺いさせていただくと心配りに溢れたお声がけから、お茶とお菓子のご用意など、その「おもてなし」にいつも感動しています。ご一緒する中で触れさせていただいている、その温かなお人柄も表現に込めたいと考えました。

シンボルは正方形をベースにお名前にある漢字の「浩」と「加」の漢字を組み合わせてデザインしています。幾何学的な形の構成から先進的でありながら伝統的なイメージを込めることも目指しています。

ロゴタイプはシンボルに合わせてオリジナルで作字した書体。こちらも正方形をベースに正円と90度と45度の直線を組み合わせて設計しています。

Webは、デザインにトライマンデザインの三宅真人さん、コーディングには小・中学の同級生でもある中山晴喜さんへ。PC版のデザインでは、文字が縦で組まれた日本的な美しい表現をされています。

https://hirokakishimoto.jp/

また、各種媒体の展開では写真にD-76の池田理寛さん、テキストのイラストレーションにうさみみデザインの渡邉美里さんへ。お二人の表現で、岸本浩加さんのイメージブランディングが、グッと明確に視覚化されたように感じます。

こうやって改めて制作チームを書きおこしてみると、バラエティに富んだ素敵な方々とご一緒できたことが嬉しくなりますね。

ともに学び、ともに考える

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福武教育文化振興財団が主催する「and F 教室」のフライヤーのアートディレクションとデザインをしました。今回、ネーミングやコピーの「ともに学び、ともに考える」からご一緒に開発を担当しています。また、情報面のイラストレーションも制作しました。(身体を使って絵を描くのはやっぱり楽しいですね)

明後日2月18日にVol.2も開催されます。詳しくは下記からぜひ!
http://www.fukutake.or.jp/ec/pdf/top/andf_class_2.pdf

凝縮した情報

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徳島・高松を中心に住宅・不動産の事業を核とする株式会社プラザセレクトの会社カタログです。

クライアントの創業期からブランディングを担当させていただいているのですが、加速度的に成長をする中で会社の情報が凝縮するカタログは編集の内容も有機的に変化をしていき、次第にページ数も増えていきました。

デザインは情報の視認・可読性を考慮しながら、シンボルや写真などビジュアルとしての要素を品も意識してゆったりと配置することで、ページそれぞれ印象に残る構成を目指しています。紙も質感があるものを選んだので、ぜひ手に触れて読んで(見て)いただきたいカタログとなりました。

メインの各種写真は広島のフォトグラファー山口正人さんで、気づけば徳島から広島まで瀬戸内のクラフトマンシップも込められた一冊に。

2018-02-14 | MESSAGE, BLOG, +THINKING

2018

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「一月往ぬる二月逃げる三月去る」とはいいますが、2018年、あっという間に2月に突入し、もう半ば。時間が経つのは本当に早いなぁと思うヒマがないくらい、ありがたいことに毎日充実して過ぎています。

その年の終わりに「今年もデザインでご飯を食べることができました。本当にありがとうございます。」と、クライアントやパートナー・家族・友人に感謝の気持ちを強く思います。そして、新しい年のはじめにはその年のテーマを決めます。それは自分にとっての指針となり、原動力にもなります。

2017年のテーマは「仕事」でした。

これまでもローカルで暮らす中、「デザイン」という職業をはっきりとした輪郭で持続性のあるビジネスに成立させるには、どのような形があるのかを模索し続けてきました。昨年はその一つの区切りにできればと考えた年で、プロジェクトの契約の在り方や弊所の理念に共感してくれる仲間の募集、パートナーとの関係性など「デザインの周辺」の整備を意識し続けました。

おかげさまで、クライアントの事業の成長にデザイナーとしてご一緒できたことはもちろん、新たなプロジェクトとのご縁、スタッフも募集開始から早々に決まり、バラエティ豊かな外部のクリエイター皆様とチームを組む機会も多くなってきました。

そして、2018年。テーマは「表現」としています。

弊所の強みは、デザインマネジメントの方法論を活用したブランディングとコンサルティングです。この強みは視覚・感覚的なコミュニケーションの在り方を、口語や文語へ翻訳するということを特色に、ビジネス上でもとても大切な要素として重宝しています。

ですが、刹那のコミュニケーション力が重要視される情報過多の時代の中で、意匠について「うつくしい」「かっこいい」「かわいい」などポジティブに心が動き、言葉がでる「デザイン」は何より強いと感じています。つまり、わたしたちの核となる本質的な強みはやはり「デザイン」で、その表現力は弊所の商品力に直結しています。

2018年は、昨年のテーマでブラッシュアップした仕事の在り方を大切に、デザイナーとしてさらに誠実に「つくること」を意識して、ヒト・モノ・コトをポジティブに結ぶ表現を目指して、デザインの道を踏みしめて参ります。

遅くなりましたが、今年もよろしくお願いします。皆様にとっても、素晴らしい一年となりますように。

佐藤 豪人

2017-12-26 | NEWS

冬季休業のお知らせ(2016-2017)

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誠に勝手ながら下記日程を冬季休業期間とさせていただきます。

2017年12月28日(木)~2018年1月4日(木)

休業期間中にいただきましたお問い合わせについては、
1月5日(金)より順次ご対応させていただきます。

本年も本当に誠にありがとうございました。
2018年もどうぞよろしくお願いいたします。

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